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90年代発泡酒ブーム

90年代発泡酒ブーム

90年代には、今では当たり前の存在の発泡酒がブームになりました。

読者の方から、感想もいただいています。

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90年代半ばには1ドル=80円付近まで円高が進みました。スーパーマーケットが海外製の安いビールを輸入して販売するようになり、国内メーカーは低価格競争に対抗できる商品を必要としたからです。
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麦芽の比率を抑えれば、「ビール」とは名乗れないものの、酒税が下がり販売価格も安くできます。こうした点に着目したサントリーが94年に「ホップス」を発売し、95年にはサッポロが「ドラフティー」で追随。ビールとは違った新しいタイプの商品として市場が拡大していきました。
時はバブル経済崩壊後で、景気は緩やかに悪化していました。正社員として働く社会人の収入は、実はバブル崩壊前とそれほど大きくは変わりませんでした。

 

 

それでも発泡酒を求める人が増えたのは、不良債権問題や住専問題、資産デフレ問題などバブルの負の遺産が次々と表面化し、先行き不透明感が拡大したためでしょう。消費者に節約志向が広がり、低価格商品が受け入れられるようになりました。




とはいえ、発泡酒は税率の差に注目したメーカーが開発した商品だったため、税制変更の影響を受けました。96年に酒税法が改正されると、「ホップス」は麦芽の比率を下げた「スーパーホップス」に切り換えられました。その後、酒税をもっと巻き上げることを狙った政府がさらに税制を変更し、ビールメーカー側はさらに税率の低い「第三のビール」の開発にシフトしていきました。発泡酒は2000年代に入り、大量生産・大量販売のカテゴリーとしては存在感を失いました。
今から振り返ると、90年代の発泡酒ブームは、安いビール系飲料を求める消費者と、麦芽比率の高いビールこそ本物のビールであると考える消費者の二極化をもたらしたきっかけになったと考えます。
個人的な経験でいうと、小売店の店頭で自分で「ホップス」を選んで購入することには抵抗がなかったものの、一方で飲食店でビールを頼み発泡酒が出てくると、不誠実な店だと断定したものでした(最初から発泡酒しかないと名乗って売る店は別として)。
また、ドイツには「ビール純粋令」があると知ったのもこの頃でした。コーンスターチを多用するメジャーな日本のビールは本当のビールとは言えず、「エビスビール」のように麦芽とホップだけを使用したものだけがビールであると考えるようになりました。
高齢化が進んだ今、サントリーの「プレミアムモルツ」のように価格がちょっと高いプレミアムビールの販売が伸びているのは、発泡酒や第三のビールの台頭に不満を持つ消費者層が昔から一定の比率で存在し、そうした人々が本物のビールを求めた結果ではないかと考えています。



 

complexの「1990」complex「1990」

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